移植性のあるCプログラミング

C言語を使って移植性の高いプログラミングを行うのは簡単ではありません。このブログでは、筆者自身の備忘録を兼ねて、移植性のあるプログラミングのノウハウを記録していきたいと思います。
<< June 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
 
PROFILE
RECOMMEND
Cプログラミング診断室―さらに美しく健康的なプログラムのために
Cプログラミング診断室―さらに美しく健康的なプログラムのために (JUGEMレビュー »)
藤原 博文
私がある程度C言語でプログラミングができるようになった頃、この本の旧版を読みました。
非常に辛口の内容であり、読者によっては嫌悪感を抱く方もおられるかもしれませんが、「Cプログラミング診断室」は、C言語に関する数少ない有益な書籍のひとつです。もっとも、元の内容がかなり古いため、今となってはやや時代遅れとなった部分もあります。しかし、それを差し引いても、十分に読む価値のある一冊です。
RECOMMEND
新ANSI C言語辞典
新ANSI C言語辞典 (JUGEMレビュー »)
平林 雅英
まだC言語を覚えたてだった頃、この本の前の版である「ANSI C言語辞典」がボロボロになるまで活用しました。私が購入したC言語関連の書籍の中では、最もコストパフォーマンスが高かったと思います。
あまりにもボロボロになったので、改訂版にあたる、この「新ANSI C言語辞典」を購入しました。旧版を最初に手にしてから10年以上経ちますが、今なお手放すことができない必携の一冊です。
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode

無料ブログ作成サービス JUGEM
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


- | | - | -
整数の除算・剰余算
これは比較的よく知られていることですが、一方のオペランドが正で、他方のオペランドが負の場合の除算の結果は、その絶対値が代数上の商より大きくなるか小さくなるかは処理系定義です。また、

a == ((a / b) * b + a % b)

は真になりますので、2つのオペランドの符号が異なる場合の剰余算の結果の符号も処理系定義になります。

そのため、演算結果に移植性を持たせるためには、いったん両方のオペランドの絶対値を求めてから商と剰余を計算し、後で符号を調整するか、div関数やldiv関数を用いる必要があります。

C++でも、この除算・剰余算に関する状況は同じなのですが、C99になると、オペランドの符号が異なる場合でも、除算結果は必ずゼロ方向に丸められることが規格上保証されるようになります。このことは、除算結果がゼロ方向に丸められない処理系の絶滅宣言と受け取ることができます。

すなわち、規格上は処理系定義の動作であったとしても、現実問題としては、整数の除算・剰余算の振る舞いは処理系に依存しないとみなすことができるはずです。これは、C++であってもおそらくは問題ないはずです。どうしても不安な場合は、念のため、処理系に対する過程を文書化しておくとよいのかもしれません。

スポンサーサイト

- | 23:38 | - | -
コメント
コメントする









 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://portable-c.jugem.jp/trackback/15